生産部門が強いと営業は困る?

Q:うちのカイシャは生産部門が強くて営業はやりにくいって聞きましたが、生産部門が強いと本当に営業は困るものなのでしょうか?教えて下さい。
A:よく、「うちは営業が強い」「うちは生産が強い」と聞くことがあるニャー。
「営業が強い」というのは、顧客に直接接している営業部門の声が大きくて、製品を作る生産部門は営業部門のわがままに泣かされて、いつも無理をさせられることを言うんだ。また「生産が強い」というのは、製品を作る工場や開発部門の事情が社内で優先される結果、営業が顧客やお取引先の要望にうまく対応できないで困っていることを言う。

たとえば、お客様は1個単位で買いたいと思っているのに、工場側は製造の効率を高くしたいために3つ単位で梱包した商品しか作ってくれないとしたら、困るのは営業だし顧客様だろう。
それでは、どちらのカイシャが強いカイシャかと言うと、営業も生産も自分達の主張は遠慮なく他の部門に伝えるけれど、最終的には顧客に提供する価値を高めることに、営業も生産も一致協力できるカイシャなんだ。

有名なトヨタのJITやカンバン方式は、お客様の一人ひとり違う車への仕様要求に対して、工場がいかに生産性を落とさずに対応できるかを考えた末のアイデアなんだ。営業部門と生産部門のコミュニケーションの良いカイシャがこれから伸びるカイシャだと思うニャー。

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