うちの工場は時代遅れ?

Q:工場を見学した時に思ったのですけど、工場と言うからベルトコンベアでモノが流れていく近代的な工場を想像していたら、そうではなくて小さなブースのようなところに3〜4人の工員さんが集まってモノを作っていました。うちのカイシャって遅れているのじゃないでしょうか?
A:なるほど、工員さんが機械の歯車のようになってベルトコンベアに沿って働く、チャップリンの無声映画(おっとワンタの歳がばれそうだミャー)のような工場を想像したんだね。

もちろん、いまでもビール工場などは流れるようにしてモノが生み出されていく。でも、最近では昔ベルトコンベアを使っていた工場でも、セル生産方式といって小さなブースのようなところで、モノを最初から最後まで組み立てる方式に切り替えるところが増えてきた。だから、君の見学した工場が時代遅れという訳じゃないから、心配しなくてよいと思うニャー。

それでは何故セル生産方式が使われるかと言うと、それは市場での消費者のニーズ多様化が原因なんだ。モノが不足していた時代(といっても君たちの生まれる前のことだけれどね)には、ベルトコンベアで同じモノを大量に作っても飛ぶように売れたんだ。しかし、今はモノ余りの時代だろう。だから、少しずつ種類の違い製品を少量ずつ作る「多種少量生産」に対応しないといけなくなったんだ。売れるモノだけを少しずつ作ることで例の「根雪」も積もらなくなるしね。なに、根雪の意味がわからないだって!勉強不足、「女子高生ちえの社長日記」をすぐに買って読むこと!

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